ソウル未来遺産 その1 【のしやま】
偶然「ソンウ理容室」に出会って知ったソウル未来遺産が、とても面白かったのでちょっと調べてみたのです。
gathering-at-seoul.hatenablog.com
■ソウル未来遺産
ソウル未来遺産は文化財に登録されていないソウルの近現代文化遺産の中で、将来の世代に伝える価値がある有・無形のすべてのもので、ソウルの人が近現代を生きてきて一緒に作ってきた共通の記憶や感性で、将来の世代に伝える100年後の宝物です。
2019年1月現在までで461か所選定済で、2018年末には「ソウルタワー」や「老舗ベーカリー「ナポレオン菓子店」」が登録されたとのこと。
現在まででどんな未来遺産があるかというと、色々なカテゴリに別れていて、
<政治の歴史>
■ソウル駅広場
1970、80年代に主要な集会が続いた民主化デモの中心地であり、「民族大移動」と表現される帰省・Uターンラッシュの中心で、ソウル市民の生活を垣間見ることができる場所である。斎藤総督狙撃事件、ソウル駅会軍、6.26国民平和大行進など大韓民国の近現代史の重要な出来事が発生した場所である。
■上岩洞日本軍官舎
1930年代日本植民地時代、日本軍京城師団が中国侵略を本格化し、建てた日本軍将校の官舎。近代住宅と軍人官舎の研究対象としての価値と時代の痛みを保管し、歴史的、教育的価値がある建物である。
<都市管理>
■ペクサマウル
1967年清渓高架道路の建設などのために無許可住宅を整理する過程で、強制的に移住した撤去民によって形成された大規模な小屋が密集している町。ソウルの都市開発に伴う移住住民の生活の裏面を見ることができる場所で、保存する価値がある。
■中央線廃鉄道路線
1939年造成された両院駅―九里駅間の中央線路線の2005年複線電鉄化事業により、廃鉄道路線になるまで66年間、鉄道旅客と貨物を輸送する役割をしていた。現在廃線区間の線路は撤去され、敷地は賃貸中で、一部区間は、道路に編入された状況である。
<市民生活>
■ソウル長寿マッコリ
ソウル長寿マッコリは1962年に設立されたソウルを代表するマッコリブランドである。
1962年以来、唯一の単一品目であるマッコリを生産して、ソウル地域の代表マッコリブランドに成長した。米を主に使用原料として用いて、濁酒を作成し、アルコール6度を基準とする。現在使用容器の容量は750mlである。
futureheritage.seoul.go.kr
■ドイツパン屋
1952年に創業し、4代目が家業を運営してきているパン屋。食パン、あんパン、プレッツェル、もち米ドーナツなど基本に忠実な思い出のパンがあるが、代表的なのは食パンとぎっしりあんこが入ったあんパン。また、良い小麦粉を使用しているうえ、イーストを使わないのが特徴である。
などなど、面白そうなものが盛りだくさんすぎて!!
無料ツアーもやっているらしく、2017年度にやってたらしいこれ、めちゃくちゃ参加したかった!!!と言っても、説明が1mmもわからないから無理だけど…(^p^)。
『今、私たちにとって厚岩洞とは何か。厚岩洞は時代が変わるたびに、居住者が変更されたところである。朝鮮時代はのどかな牧畜町で日本人高級住宅団地に変わり、光復後、ソウルの代表的な富村だったが、1970年代東部二村洞と江南の開発で名声を失い、100年ぶりに急激な衰退の道を歩いた。厚岩洞に残っている300軒の文化住宅は近代住宅社悲劇断面であり、私たちに課題として残された遺産でもある。』
すきが止まらなすぎてまだまだ続きます。その2はこちら(^p^)。
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つづく