期間限定の宮廷カフェ!景福宮の「生果房」で韓国伝統ティータイムを。
KONESTを見ていたら発見。
景福宮(キョンボックン/경복궁)「生果房(セングァバン/생과방)」の期間限定イベントが始まっているー。
韓国を代表する古宮の1つで人気の観光地、景福宮。
その中にある「生果房」で実際に韓国伝統の韓方茶&お菓子を楽しめてしまうというスペシャルなイベント。
普段は鑑賞するだけで入ることのできない「生果房」に入れて、しかもそこでお茶することができるっ。
さらに案内係りの方たち全員、当時の韓服を身にまとっているのでタイムスリップしたような空間になっていて。
まさに宮廷カフェを体験できてしまう。
「生果房」は景福宮のいわゆる台所(燒廚房)の1つで、「王と王妃」の間食を作っていたところ。
主に生果、熟実果、煎果、茶食、粥、餅などのデザートや特別メニューを準備していた場所なので。
当時の雰囲気にどっぷりと浸りながら伝統茶&伝統菓子を楽しむには最高に贅沢でぴったりの場所かと。
今回の開催期間は 4/13(火) ~6/30(水)。
※時間 10:00~17:00(L.O.16:30)、火曜日休館
※景福宮の入場料 3,000w (ただし韓服着用者は無料)
行きたいなぁ。。
以前行ったとき、とても穏やかでゆっくりとした贅沢な時間を過ごすことができて。
また必ず行きたい、参加したいと思っているイベント。
メニューも日本語で書かれているものがあったので、韓国語が全然わからなくても困らなかったし。
そういえば、あの時は2019年6月の凄い暑い日で。
生果房にはなんと扇風機もちゃんと置いてあってとてもありがたかったのを思い出した。
まぁそこだけ現代の風がちょっと感じられたんだけど、なんといってもほんとに暑い日で。扇風機が無ければちょっと大変だったと思う。
おかげで心地良い時間を過ごすことができた。
それにこんな暑い日に当時の人たちはどうやって涼んでいたんだろう、とか昔へ思いを馳せるきっかけにもなって、より空想のひと時を楽しめたなぁ。
↓その時のブログ↓
gathering-at-seoul.hatenablog.com
で、このイベントにまた参加したいのにはちょっと理由もある。
もちろんとても楽しかったからっていうのもあるけど、ちょっと、いや、すごく心残りもあったりして。
それは、、、。
あの時、「伝統菓子を1つしか食べなかったっ」てこと。
えっっ、そんなこと⁉って思うかもしれないけど、すごく心残りなのだっ。
あの時なぜか、「お茶にはお菓子1個」という良く分からない思い込みが頭を占めていて、「食べたいお菓子を複数個買う」という発想が全く思い浮かばなくて。
それで食べてみたいお菓子がたくさんあったのに、1つしか購入せず。。
で、後から色んなブロガーさんの記事にお菓子全種類映ってたりするのを発見し、
そっか、全部買えばよかったじゃないかっ、
なぜそんなことも思い浮かばんかったかね自分っっ!となったという。
お菓子はこんな感じで1個づつかわいい箱に入っているのでお持ち帰りもOKだし。
今度行ったら食べたいお菓子は全部買っちゃうぞ、と心に決めているー。
気になる伝統茶&伝統菓子の種類は色々。
それぞれ5~6種類位の中から選べる。
お菓子は一口でいけちゃいそうな見た目にもかわいいものも。
以前(2019年6月)行った時はこんな感じ。
さらに伝統茶&伝統菓子の種類は時期よってちょっとずつ変わるのでそれもまた楽しみ。
例えば今回2021年に販売しているものと比べると。。
※ピンク印が今回2021年も販売している伝統菓子
前に食べた「蒸片(チュンピョン)」は今回販売してないなぁー。
他に今回2021年はどんなものを販売しているのか伝統茶&伝統菓子のまとめを(※画像は公式HPより)。
以前行ったときにも販売していたもののみ「商品名」&「簡単な商品説明」が分かるのでめもめも。
■ 伝統菓子 in生果房2021年4~6月
【チュアク】2,000w(約200円)
小麦粉が入るチュアクは、朝鮮時代には高級食材の餅だった。宮廷の宴について書かれた「進饌儀軌」によると、ナツメチュアク・カジュメチュアク・コショウチュアク・桂皮チュアク・芥子黄チュアクなど、「各色チュアク」が主に出された。
【薬果(ヤククァ)】1,000w(約100円)
薬果は「油蜜果」の一つで、薬となる菓子という意味である。1948年「朝鮮常識」によると、「朝鮮で作られる菓子の中で最も上質のものであり、真心が込められてつくられる特徴的な菓子である。」と絶賛している。
【正果(チョングァ)】1,000w(約100円)
「煎果」とも呼ばれる。朝鮮時代の麺料理、儀式、祭礼の御膳には必ず入った。花梨・柚子のような独特な香りの果物か、梨、蓮根、生姜、大根などの材料が使われた。
■ 伝統茶 in生果房2021年4~6月
【参橘茶/サムギュルダ(高麗人参、橘皮、ナツメ)】4,000w(約400円)
「朝鮮王朝実録」によると、気を補う高麗人参、気の流れを順調にする橘皮で病を治したと記されている。
【薑桂茶/カンゲダ(桂皮、生姜、橘皮)】4,000w(約400円)
桂皮と生姜は体を温める効果がある。英祖が崩御する直前、体の温かさを蘇らせるため、薑桂茶を出したという記録がある。
【五味子茶/オミジャダ(五味子)】4,000w(約400円)
中宗の煩熱喉の渇きを治療するために五種類の味(酸味、苦味、甘味、辛味、塩味)を持つ五味子で茶をつくり、出した。
【柚子茶(ゆず、梨、蜂蜜)】4,000w(約400円)
柚子と梨を蜂蜜につけたもので、風邪と消化によくストレスを和らいでくれる効果がある。
今回新登場のものは正式名称が分からないので画像のみでご勘弁のほどを。
伝統菓子は 1,000~2,500w(約100~250円) /個。
伝統茶は 4,000~5,000w(約400~500円) /個。
伝統菓子を全6種類+伝統茶1種類頼んだとしても合計で13,500w(約1,350円)。
うん、お安い!
これに景福宮の入場料3,000wが入って16,500w(1,650円)。
景福宮は「韓服を着ていると入場料は無料」になるのでそれを利用するのも良し。
ただそうでなくても、生果房イベントは韓服で訪れるといいかも。
前のブログにも書いたけど、あの空間に溶け込んでより思い出深い体験ができそう。
一人旅で一人韓服行動はちょっと勇気が必要と思ってこれまで韓服行動は考えていなかったけど、生果房で過ごすなら韓服での訪問はありだなぁと思ったりも。
ほんと、より「特別な時間」になりそうな気がする。
このイベント、今のところ年に2回、だいたい4~6月(春)と9~10月(秋)位の時期に開催されている。
混んでいるときは整理券が出たり、売り切れになる商品とかもあるらしい。
確実にゆっくり楽しむには午前中がいいのかも。
以前行った時は15:30過ぎ位で空いてたけど、場合によっては売り切れの商品がでたりかも、なのかな。
何にしてもとてもおすすめなイベントプログラム。
タイミングが合えばぜひ。
はよ行きたいなぁ。
■景福宮生果房2021(韓国語)
⇒ 景福宮公式HP(韓国語)内「生果房イベントページ」はこちら
きちすけ